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私が時間があれば参加している、女性ヴォイスパフォーマンスグループ「つむぎね」主催で作曲家の宮内康乃さんの新作聲明「海霧讃歎」を含めたお坊さん達の繰り広げる聲明公演に行ってきました。神奈川県立音楽堂還暦記念週間の一環として行われている今講演、とてもとても素晴らしいものでした。宇宙がそこにあるような、地の底のような、はたまた母の胎内のような、、、生と死の境界を越えた空間がそこにはあって。これはパフォーマンスなのか、儀式なのか。声とは祈りであり祈りは声で充満できるのだと、心から実感している次第です。 私はある時から「生きる」ということを、ずっと考えていまして。というのも「生きる」を考えなければいけないくらいの「死」がそこにあったからなのですが。どんなに考えても答えのでなそうなその問いの答えを今日もらった感じです。聲明、というのは生きる人のためのものなのです。仏教はその教えはすべて生きる人のためのものなのだと心から思った次第です。当たり前ですが。 今回の宮内康乃の新曲聲明「海霧讃歎」は東日本大震災の津波被害で亡くなられた女性が生前に詠んでいた和歌をもとに作られたもので、この歌を通して亡くなられた方々の魂の鎮魂、今苦しんでいる人々の救いとなるような響きを生み出したいと願って生まれたもの。 海霧に とけて我が身も ただよはむ 今回上演した、四箇法要(伝統的聲明曲)の内容(意味)を記します。 ○唄----「愛する、かけがえのない一人の人間の純化された永続的ないのちというものは、その人の死では終わらない」
by minacha-yam
| 2014-11-05 13:08
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